ふっくらとキツネ色に焼き上がったパンケーキタワー。そこに四角いバターをのせると、熱さでとろけだす。上からたっぷりとメープルシロップをかけたらナイフを入れて…。パンケーキを食べる瞬間って、とっても幸せですよね。子供のころに読んだパンケーキが登場する絵本は、甘い記憶としてしっかりと胸に刻まれています。懐かしの名作絵本を読んで、パンケーキの甘い記憶とともに童心に帰ってみてはいかが?
誰もが知ってるふたごの野ネズミ、ぐりとぐらのカステラ
ふたごの野ネズミ、ぐりとぐらが森の中でカステラを焼き上げるおはなし。たまごが大きすぎて持って帰れないから、この場で焼いてしまおうと大きなフライパンでカステラを焼き上げます。その良いにおいにつられて集まってくる森の仲間たち。大きなフライパンに黄色いカステラがふんわりと焼き上がった場面は、誰しもが覚えているはず。(パンケーキを焼き上げていると思ったらカステラだったんですね。)
ぐりとぐらが口ずさむあのフレーズを聞けば、絵本を読んだあの頃を思い出すはず。
このよで いちばん すきなのは
おりょうりすること たべること
ぐり ぐら ぐり ぐら
ぐりとぐら
なかがわ りえこ (著) おおむら ゆりこ (イラスト)
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パンケーキを作るためのバターは、どこから調達?ちびくろ・さんぼ
子供のころ「ちびくろ・さんぼ」を見てパンケーキタワーに憧れたという人は多いはず。主人公は、父ジャンボ、母マンボと一緒に暮らしている男の子サンボくん。両親から新しい靴や上着をもらったサンボくんは、竹藪のなかを歩いているとトラたちと遭遇します。上着やくつなど、トラたちに身ぐるみをはがされてしまうのですが、トラたちのある行動によって洋服を取り返した上に、バターまで手に入れてしまうことに。バターを手に入れたさんぼくんはパンケーキを焼くのですが、手に入れる方法がまるでとんちなのです。トラたちがグルグルと木の周りを回る様子は、大人になった今でも印象的。
ちびくろ・さんぼ
ヘレン・バンナーマン (著), フランク・ドビアス (イラスト), 光吉 夏弥 (翻訳)
これを読んだらパンケーキが作りたくなる。しろくまちゃんのほっとけーき
1970年の発売以来、ロングセラーを続ける「こぐまちゃんえほん」シリーズ。その中でも人気なのが、しろくまちゃんがお母さんと一緒にホットケーキを作る本作です。ホットケーキを作る12の行程が開きページに描かれているので、見たあとはきっとホットケーキを焼きたくなるはず。ホットケーキが“ぷつぷつ”したら“しゅっ”“ぺたん”とひっくり返すなど、リズミカルな擬音語つきでホットケーキを焼くコツを教えてくれます。
しろくまちゃんのほっとけーき (こぐまちゃんえほん)
わかやま けん
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